海外FX業者の多くがメインプラットフォームとして採用しているのがMT4です。
2005年にリリースされたMT4は、2020年の現在においても、スタンダードなプラットフォームとして、世界中のFXトレーダーに利用されています。
操作性やカスタマイズ性が高い事が人気の理由ですが、多くの海外FX業者が採用しているので、一度操作方法を覚えると多くの業者でも利用できるので便利です。
本記事では「XM」のトレード用プラットフォームである、MT4のダウンロードとセットアップ方法を詳細に解説していきます。
MT4(メタトレーダー4)のダウンロード手順
まず、「XM」のトップページから、下記画像中央の、「プラットフォーム・ダウンロードセンター」をクリックします。
取引用プラットフォームの選択
①MetaTrader4(MT4)を選択します
MT4とMT5を選べますが、ここではMT4を選んで先に進みます。
PC用・Mac用・スマホ用などが用意されていますが、今回はPC用をダウンロードします。
「PC対応MT4」をクリックします。
②「ダウンロード」をクリックします
③ファイルの「実行」をクリックします
④エンドユーザーライセンス同意書の確認「次へ」をクリックします。
⑤「完了」をクリックします
「完了」をクリックすると、MT4のダウンロードとセットアップが完了します。
セットアップ後に、自動的にMT4が起動します。
MT4ログインの設定
MT4を起動すると、利用可能なサーバー一覧が表示されます。
①MT4が接続するサーバーを選択します
②ログイン「ID」と「パスワード」を記入します
例)Server:XMTrading-Real 31 – Trading Point (Seychelles) Limited
口座開設した際に届いたメールに、MT4用の「ログインID」「パスワード」「ログインサーバー名」が書かれています。
サーバー名が一覧に表示されない場合は、次の記事を参考にして下さい。
MT4の起動と各部の名称
デスクトップのアイコンをダブルクリックし、MT4を起動します。
必要な通貨ペアのチャートを表示させて、エントリーポイントが来ればすぐにトレード可能な状態です。
画像の様にワンクリックボタンを表示させておけば、売り買いがワンクリックでできますので便利です。
MT4ツールバーの解説
画面上部に表示されるツールバーのアイコンの意味
- 新規チャートの作成
- チャートの組表示
- 気配値表示
- ナビゲーター
- ターミナル
- ストラテジーテスター(EAのテスト)
- 新規注文
- メタエディターの表示(スクリプト編集)
- オプションを表示
- EAのON/OFFスイッチ(自動売買)
- チャート表示切替(バーチャート/ロウソク足/ラインチャート)
- チャートの拡大/縮小
- チャートの整列
- チャートの自動スクロール
- チャートの右端スライド
- インジケーターリスト
- 時間足の変更
- ステップバイステップ(1ロウソク足ごとにスクロール)
- 定型チャートの設定
- ラインを引く(垂直ライン/水平ライン/トレンドライン/チャネルライン)
- テキストを書く
- 印をつける
- 時間足の切り替え
MT4各アイコンのプルダウンメニュー
サイドウィンドウと下段ウィンドウの名称
MT4での売買注文の出し方
通貨ペアの選択とチャートの表示
はじめに、トレードしたい通貨ペアを決め、チャートを表示します。
チャートの表示は、ツールバーの「新規チャート作成」から取り扱いたい通貨ペアを選びます。
「気配値」から取り扱いたい通貨ペアを右クリックで選ぶことも出来ます。
チャートが表示されたら、チャート表示切替で「バーチャート」「ロウソク足」「ラインチャート」から好きなスタイルを選びます。
トレードスタイルに応じてチャートの時間軸を決めます。
MT4の売買注文 新規発注方法
注文の入れ方は、ツールバーの「新規注文」をクリック、もしくはチャート上で右クリックから「注文発注」「新規注文」で選ぶことも出来ます。
その他に、「気配値」から好きな通貨を選んで右クリックし、注文を入れることも出来ます。
注文を選択すると、オーダー画面が表示されますので、注文数量(Lot数の1は10万通貨、0.1は1万通貨、0.01は1000通貨)を決めます。
「成行注文」でオーダーする場合は、「成行売り」「成行買い」のどちらかをクリックすると注文できます。
「指値注文」でオーダーする場合は、「注文種別」のBuy Limit、Sell Limit、Buy Stop、Sell Stopと価格を決めて発注します。
Buy Limit【指値買い】・・・現在の価格より低い価格で買いたい場合の指値注文
Sell Limit【指値売り】・・・ 現在の価格より高い価格で売りたい場合の指値注文
Buy Stop【逆指値買い】・・・現在の価格より高い価格で買いたい場合の逆指値注文
Sell Stop【逆指値売り】・・・現在の価格より低い価格で売りたい場合の逆指値注文
MT4の売買注文 決済注文方法
ポジションの決済予約(注文変更)やポジションをクローズする場合は、ターミナルのクローズしたいポジション上で右クリックし、メニューから選択します。
クローズする時は「決済注文」をクリックするか、ターミナルのポジションの右に有る「×」をクリックしても決済されます。
クローズの予約注文をする場合は「注文の変更または取り消し」をクリックします。
「決済逆指値」注文は損切の予約になります。
「決済指値」注文は利益確定の予約になります。
MT4のインディケーター(テクニカル指標)の使い方
一例としてトレンド系インジケーターの「ボリンジャーバンド」を表示させます。
MT4が起動しましたら、メニューバーの「表示」→「ナビゲーター」を開きます。
ナビゲーターのインディケーター内に「Bollinger Bands」が有りますので、利用したい通貨ペアの所まで、ドラッグアンドドロップします。
ドラッグアンドドロップをしますと、ボリンジャーバンドのプロパティ設定画面が開きますので、パラメーターの設定を行います。
「パラメーターの入力」タブで期間と偏差を任意の値に設定します。
「色の設定」タブでは見やすいお好きな色に変更できます。
MT4とMT5の比較
MT4とMT5は別々の口座になり、MT4口座とMT5口座で、同じ保有ポジションを共有する事は出来ません。
MT5の方が新しいですが、互換性の問題もあり、MT4を使い続けているトレーダーも多いのが現状です。
並べてみると、外観に大きな違いは有りません。
ツールの機能としては動作スピード、豊富さなど総合的にみてもMT5の方が高機能なのですが、現在でもMT4ユーザーの方が圧倒的に多いです。
MT5の普及が進まないのは、今までMT4で利用してきたインジケーターやEAが、MT5では使えない事が大きな理由の一つです。
世界中に無数に有るオリジナルのカスタムインジケーターや、同じく無数にあるEAが、そのままMT5で使えれば、MT5がスタンダードプラットフォームになっていたかもしれません。
但し、MT4とMT5開発元のメタクオーツ・ソフトウェア社は、「MT4のアップグレートは今後しない」と宣言していますので、これからMT5が主流となる可能性は大いにあります。
MT4とMT5が使える海外FX会社
海外FX会社の中でも、MT4やMT5の対応状況には差があります。
どちらに対応しているか、事前に確認してから口座を開設しましょう。
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