『海外FX業者「XM」のスプレッドは狭いのか?広いのか?』
「XM」でトレードをするならば一番気になる所です。
この記事では、「XM」のレバレッジを、口座タイプや業者間、時間帯別に徹底的に比較しました。
「XM」でトレードするならおすすめの通貨ペアも紹介しています。
これから「XM」でトレードをしたいと考えているトレーダーの参考なれば幸いです。
XMの口座タイプ別スプレッド
「XM」には3つの口座タイプがあり、口座タイプによってスプレッドが異なります。
①スタンダード口座
②マイクロ口座
③ZERO口座
口座タイプによってスプレッドに差がありますので、まずは主要通貨ペアの口座タイプ別のスプレッドを比較してみました。
尚、スタンダード口座とマイクロ口座は、LOT単位が違うだけで、スプレッドは同じですので、スタンダード口座とZERO口座を比較しています。
通貨ペア | スタンダード口座 マイクロ口座 | ZERO口座 取引手数料1.0Pips込 |
ドル円 | 1.8 | 0.1 |
ユーロドル | 1.7 | 0.1 |
ユーロ円 | 2.6 | 0.6 |
ポンドドル | 2.3 | 0.4 |
ポンド円 | 3.8 | 1.1 |
豪ドル円 | 3.0 | 1.0 |
スプレッドだけを見ると、ZERO口座が圧倒的にスプレッドが狭い事が分かります。
但し、注意しなくてはいけないのは、ZERO口座はスプレッドは狭いですが、代わりに取引手数料が別途でかかります。
さらに、ZERO口座にはボーナスが付与されませんので、とにかくスプレッドを抑えたいというトレーダー向きになります。
XMのZERO口座には取引手数料がかかる
ZERO口座はスプレッドは狭いですが、取引手数料が1LOTあたり片道5ドルかかります。
取引手数料は、1LOTあたり往復10ドルなので、10万通貨で約1,000円かかる事になります。
スプレッドに換算すると、1Pipsに相当します。
これを、手数料込みのスプレッドとしてスタンダード口座と比較した表が次になります。
通貨ペア | スタンダード口座 マイクロ口座 | ZERO口座 取引手数料1.0Pips込 |
ドル円 | 1.8 | 1.1 |
ユーロドル | 1.7 | 1.1 |
ユーロ円 | 2.6 | 1.6 |
ポンドドル | 2.3 | 1.4 |
ポンド円 | 3.8 | 2.1 |
豪ドル円 | 3.0 | 2.0 |
「XM」では、取引手数料を考慮しても、ZERO口座の方が狭い事が分かります。
XMのZERO口座にはボーナスがつかない
「XM」のZERO口座にはボーナスが付与されません。
スプレッドは狭いですが、ボーナスも活用したいトレーダーには向いていません。
主にスキャルピングがメインで、短時間でトレードを多くこなすトレーダーに向いています。
ボーナスの豊富さか?スプレッドの狭さか?という事になりますが、やはり「XM」ではボーナスも充実していますので、スタンダード口座の利用をまずはおすすめします。
海外FX業者間のスプレッド比較
海外FX業者間でもスプレッドは大きく異なります。
ここでは主要な海外FX業者のスプレッドを比較してみました。
尚、ECN口座の場合は、手数料をスプレッドと合算して計算しています。
FX業者名 | XM | XM | TitanFX | TitanFX | Tradeview | Tradeview | AXIORY | AXIORY |
口座タイプ | スタンダード | ZERO | スタンダード | ブレード | スタンダード | ILC | スタンダード | ナノスプレッド |
ドル円 | 1.8 | 1.1 | 1.33 | 1.03 | 1.8 | 0.6 | 1.4 | 1.0 |
ユーロドル | 1.7 | 1.1 | 1.2 | 0.9 | 1.7 | 0.7 | 1.2 | 0.8 |
ユーロ円 | 2.6 | 1.6 | 1.74 | 1.44 | 1.9 | 0.9 | 1.5 | 0.9 |
ポンドドル | 2.3 | 1.4 | 1.57 | 1.27 | 2.0 | 1.0 | 1.3 | 0.9 |
ポンド円 | 3.8 | 2.1 | 2.45 | 2.15 | 2.3 | 1.0 | 1.6 | 1.2 |
豪ドル円 | 3.0 | 2.0 | 2.62 | 2.32 | 2.6 | 1.0 | 1.8 | 1.2 |
スプレッドを比較していくと、「Tradeview」や「AXIORY」のECN口座が取引手数料を考慮しても狭い事が分かります。
但し、TradeviewとAXIORYは2社ともボーナスが付与されません。
ボーナスが無い分、取引手数料を低く抑えていると見る事も出来ます。
スキャルピングでトレード回数が多く、コストを少しでも抑えたいトレーダーには、TradeviewやAXIORYが向いていると言えそうです。
つまりここでも、ボーナスをとるか、スプレッドの狭さをとるかという事になります。
取引コストを考えれば、スプレッドは狭いに越した事はありませんが、ボーナスは海外FXの最大の魅力の一つですので、やはりボーナスが付与される口座をおすすめします。
スプレッドを重視するか、ボーナスを重視するか
スプレッドだけを比較すると、「XM」は決して狭い部類ではありません。
但し、「XM」のスタンダード口座にはボーナスが付与されますので、ボーナスを加味すると、実質のスプレッドはもっと狭い事になります。
逆にTradeviewやAXIORYは、スプレッドが狭い代わりにボーナスが付与されません。
どちらも良い点はありますが、海外FXの魅力であるボーナスをもらうか、ボーナスではなくスプレッドの狭さを選択するかと言う事になります。
XMのボーナスを加味したスプレッド
「XM」は決してスプレッドが狭くないとしましたが、ボーナスを加味するとどの位のスプレッドになるのでしょうか?
そこで、ボーナスを加味したスプレッドを一覧にしてみました。
「XM」では、ロイヤリティボーナスが1LOTあたり10XMポイント~20XMポイント付与されます。
1XMポイントは、約30円相当ですので、300円から600円分のポイントが付与される事になります。
これをPipsに換算すると、0.3Pips~0.6Pipsに相当します。
ボーナスをスプレッドに換算した実質のスプレッドは次の表の様になります。
通貨ペア | スタンダード口座 | スタンダード口座 EXECTIVEランク | スタンダード口座 ELITEランク |
ドル円 | 1.8 | 1.5 | 1.2 |
ユーロドル | 1.7 | 1.4 | 1.1 |
ユーロ円 | 2.6 | 2.3 | 2.0 |
ポンドドル | 2.3 | 2.0 | 1.4 |
ポンド円 | 3.8 | 3.5 | 3.2 |
豪ドル円 | 3.0 | 2.7 | 2.4 |
ボーナスを差し引いたスプレッドを算出すると、ELITEランクまで上がれば、「XM」のスプレッドはかなり狭くなることが分かります。
「XM」のトレーダーランクは取引き日数に応じて上がりますので、長くトレードすれば、よりスプレッドを抑える事が可能になります。
XMの時間帯別スプレッドの変化
「XM」のスプレッドは、早朝等の取引量の少ない時間帯では、広がる事があります。
特にニューヨーク市場が終わり、日本市場が開くまでは取引量が一気に少なくなりますので、値動きが緩やかになり、スプレッドも広がりやすくなります。
最もスプレッドが広がるのが、週明けのオーストラリア市場がスタートする前の、早朝の7時頃(夏時間6時頃)です。
また、重要な経済指標が発表される前後もスプレッドが広がります。
ここでは、早朝6時頃のスプレッドが平常時と比べてどの位開きが出るのかを一覧にしてみました。
通貨ペア | 平常時スプレッド | 早朝スプレッド 6時頃 |
ドル円 | 1.8 | 3.8 |
ユーロドル | 1.7 | 6.2 |
ユーロ円 | 2.6 | 7.4 |
ポンドドル | 2.3 | 6.2 |
ポンド円 | 3.8 | 10.9 |
豪ドル円 | 3.0 | 7.2 |
通貨ペアによっては、平常時より7Pips以上もスプレッドが広がっている事が分かります。
但し、スプレッドはその時によって変化しますので、あくまでも参考としてみて下さい。
時間帯別スプレッドの推移
「XM」に限らず、スプレッドは1日の内で広くなったり、狭くなったりしています。
大まかに日本時間での時間帯別に見ていくと、次のようになります。
日中(8時~17時頃):狭い
⇒日本市場オープンで市場参加者が増え、スプレッドが狭くなる時間帯
夜(17時~23時頃):狭い
⇒ロンドン市場オープンで取引量が増え、スプレッドは狭い時間帯
深夜(23時~翌1時頃):最も狭い
⇒ニューヨーク市場オープンで最も売買が活発になり、スプレッドが一番狭い時間帯
早朝(3時~7時頃):最も広い
⇒ニューヨーク市場クローズで取引き量が減り、最もスプレッドが広がる時間帯
ロンドン市場とニューヨーク市場の両方がオープンしているニューヨーク時間前半は、市場参加者が最も多く、取引量も多いので、スプレッドが最も狭くなります。
逆に、市場参加者の一番少ない早朝の時間帯は、最もスプレッドが広がる時間帯です。
余程のエントリー根拠がない限りは、早朝のエントリーは控えた方が良いと言えます。
XMでのおすすめ通貨ペア
「XM」でトレードをする場合、おすすめの通貨ペアは、『ドル円(USD/JPY)』『ユーロドル(EUR/USD)』の2つです。
この2つの通貨ペアがおすすめな理由はいくつあります。
スプレッドが狭い
値動きが安定している
トレンドに素直な値動きになりやすい
特にドル円については、国内で一番情報を得やすいという利点もありますので、FXでは最もポピュラーな通貨ペアです。
トレードスタイルや相性によって向き、不向きは変わってきますが、『ドル円(USD/JPY)』『ユーロドル(EUR/USD)』はFXビギナーでも扱いやすい通貨ペアと言えます。
XMのスプレッドは広いのか
様々な角度から見ると、「XM」のスプレッドは決して狭くないと言えます。
それでは、「XM」を利用していると稼げないのか?と言うと、決してそんなことはありません。
何故ならば、充実したボーナスや最大888倍のレバレッジを活用する事が出来るからです。
スプレッドがやや広い点はマイナスとして見られがちですが、ボーナスを考慮すれば決して広すぎる事もありません。
また、888倍のレバレッジはスプレッドのマイナスを上回る程のプラスと言えます。
トータルで判断すると、「XM」は十分利用価値のある海外FX業者です。
是非、おすすめの通貨ペアでトレードを始めましょう。
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