FX初心者の「コツコツドカン」は損切りが出来ていない証拠

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FX

「FXは損小利大で稼ぐ」とは、当たり前のように言われている事です。

頭では理解していても、実際取引きをしてみると、全く逆の「損大利小」になってしまっていたりします。

早めに利確してしまったり、損切りが出来ずにポジションを持ち続けてしまうのが原因です。

これを、いわゆる「コツコツドカン」と呼ぶのです。

最初はこのコツコツドカンで損失を多く出すトレーダーも多いです。

利益確定までしっかり待ち、躊躇せずに損切りを実行する事で、コツコツドカンのドカンを回避し、コツコツ利益を積み増しましょう。

コツコツドカンの原因は2つ

コツコツドカンをやってしまう原因は2つです。

①損切りが出来ない

②利益確定が早すぎる

この2つが出来ないので、損失は大きく膨らみ、利益は少なくなってしまうのです。

この状態でトレードを繰り返すと、損益比率のバランスが悪いので、やればやる程お金を減らす事になります。

以前にもお伝えしましたが、トレードは勝率と損益比率によって、利益が出たり、損失が出たするものです。

損益比率を改善する為にも、コツコツドカンはバランスが悪い事を理解した上で、改善に取り組みましょう。

損切りが出来ない

損切りの実行は、実際に資金が目に見えて減りますので、出来れば避けたいと、誰しもが思っていると思います。

その損切りが出来るトレーダーは、今損切りする事が損失を最小に抑える最良の手段だと理解しているから出来るのです。

損切りが出来ないと言う事は、損切り自体を理解できていない可能性があります。

「なぜ損切りが必要なのか?」については、以前記事にしていますので、参考にしてみて下さい。

損切りの理解が深まるだけで、実行度は大きく変わってきます。

利益確定が早すぎる

折角乗った利益が減っていくのを見ると、利益がある内に利確してしてしまおうと、早めに利確してしまうトレーダーもいます。

これは、いわゆる「チキン利確」と言われるものです。

損切りと利確は似ていて、「チキン利確」をしてしまう時と、「損切り」が出来ない時の心理は近いのではないでしょうか。

目先の損失を回避する事で頭が一杯になり、その後の利益や損失が見えなくなってしまうのです。

コツコツドカンを回避するには

それでは、コツコツドカンを回避するには、どうしたら良いのでしょうか。

有効な解決策は、「トレードルールを明確にする」事です。

エントリーポイントを見つけて、エントリーする際に事前に損切りラインと利確ラインを想定していると思います。

エントリー前は意識していても、実際にポジションを持つと、欲や焦りなどから、事前の想定ラインを忘れてしまいます。

その結果、利確を早まったり、損切りを躊躇ったりしてしまうのです。

正に、「頭で理解していても、行動が起こせない」というわけです。

その問題を解消するために、利確の指値と損切りの逆指値を先にいれてしまう方法があります。

エントリー前にイグジットポイントを想定出来ていれば、エントリー後に注文を入れるだけですので、とっても簡単に取り入れられる解決方法です。

エントリー後はチャートに張り付く必要もありませんので、値動きに一喜一憂する必要もなく、ストレスも溜まりません。

エントリー前の想定を守れない方は、取り入れてみて下さい。

トレードシナリオの無いエントリーはしない

そもそもトレードシナリオの無いエントリーは論外です。

シナリオの無いトレードは、根拠のないトレードなので、感覚で売り買いを判断している事になります。

感覚でエントリーしてしまうと、どうしてもイグジットポイントを、自分に都合よく曲げてしまいがちです。

熟練のトレーダーで、利確と損切りが身体に染みついていない限りは、お勧めできません。

しっかりとトレードシナリオを作成し、そこに利確と損切りポイントを盛り込みましょう。

シナリオに盛り込めない時は、相場が読みづらい証拠ですので、無理なエントリーは控えるべきです。

トレードにおいては、待つ事もまた重要な行動の一つです。

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