海外FX業者の「XM」では正式にスキャルピングが認められています。
しかし、ネットで検索してみると、「XM」はスキャルピングには向いていないとの説明が多く目につきます。
解説記事を総合すると、「XM」はスプレッドが若干広いので、確かに生粋のスキャルパーには「XM」は向いていないと言えます。
但し、多くのトレーダーはスキャルピングもすれば、スイングトレードもすると言った具合に、複合的な手法を活用したトレーダーが多いはずです。
そうなると「XM」も一言でスキャルピングに向いていない業者とも言い切れなくなります。
ここでは「XM」がスキャルピングにもおすすめである理由を詳細に解説していきます。
これからスキャルピングを始めたいと考えているトレーダーも参考にしてください。
そもそもXMがスキャルピング向きでないと言われる理由
「XM」が多くのサイトでスキャルピングに向かないと解説されているのは、なぜでしょうか。
それは、スキャルピングを行うトレーダーが「XM」は物足りないと感じているからだと言えるのですが、スキャルパーはどのような点を重要視しているか整理しましょう。
≪スキャルピングで重要視される点≫
①業者が公式にスキャルピングを認めている
②スプレッドの狭さ(売買手数料の安さ)
③約定力の高さ
④資金効率の良さ
⑤スキャルピングに適したプラットフォームが利用できる
多くのスキャルパーが①~⑤の項目を比較検討した上で業者を選ぶわけですが、それぞれの項目について「XM」はどうなっているかを見ていきましょう。
XMは公式にスキャルピングを認めている
スキャルピングが認められている業者である事は大前提と言えますが、実際にスキャルピングを禁止している業者も多くあります。
特に国内FX業者の場合、スキャルピングを認めていない所も多いです。
「XM」では公式サイトにてスキャルピングを正式に認めていますので、安心してスキャルピングを行う事が出来ます。
業者の中には、正式には認めておらず、スキャルピングに対してグレーの業者もありますので、事前に必ず確認しましょう。
XMのスプレッドと売買手数料はやや高め
そして、次に気になるのがスプレッドです。
スプレッドはイコール手数料ですので、売買手数料も含めて、取引回数の多いスキャルピングでは、狭いに越した事はありません。
多くの業者ではノースプレッド口座が用意されており、スプレッドが優遇されている事が多いです。
「XM」でも『ZERO口座』というノースプレッド口座が用意されています。
「XM」のZERO口座を利用すれば、ドル円の平均スプレッドは0.1Pipsと他の業者と変わりませんが、取引手数料が1LOTあたり10ドルとなっており、若干割高な水準となっています。
XMの約定力の高さは定評あり
トレード回数の多いスキャルピングでは、約定力も見逃す事が出来ません。
FXではスリッページと言い、注文価格と約定価格に乖離が生まれる事があります。
約定価格が滑る現象がスリッページと呼ばれるのですが、当然約定がずれると、少ない利幅を求めるスキャルピングでは不利になってしまいます。
また、どんなに狭いスプレッドを謳っていても、実際の約定価格が大きくずれてしまうと、結果的に広いスプレッドでトレードする事になってしまいます。
約定力が高ければスリッページが起きにくいので、結果的にコスト削減に繋がるので、スキャルピングでは約定力の高さが重視されるのです。
「XM」の約定力の高さは、FX業界の中でもトップクラスに分類されます。
1秒以内に99%以上の注文が決済すると言う実績が、約定力の高さを示していると言えます。
XMのレバレッジは資金効率を飛躍的に高める
そして、スキャルピングでは資金効率も肝心です。
スキャルピングに限らず、FXでは多くのポジションを持てた方が利益を増やす事が出来ます。
当然同じ資金でも多くのポジションを持てた方が有利なので、レバレッジは大きい方が有利と言えます。
特に、スキャルピングの場合は、ポジションを持つ時間が短いので、ポジション量が利益を大きく左右する事になります。
また、リスクが限定的な分、少しリスクを大きく取って、ポジションを増やす考え方もスキャルピングならありです。
そうした観点からスキャルピングにおいてレバレッジは重要なのです。
「XM」のレバレッジは最大1,000倍と非常に大いので、ポジションもその分多く持てます。
ZERO口座でも最大500倍のレバレッジがかけられますので、十分と言えます。
国内FXでは25倍がマックスですので、いかに「XM」が有利かが分かります。
XMではMT4/MT5がメインプラットフォーム
FX業者は、独自のプラットフォームを提供する場合と、既成のプラットフォームを提供する場合があります。
海外FXの場合、既成のプラットフォームを提供している事が多いのですが、既成の中ではMetaTraderのシェアが圧倒的です。
MetaTraderは、使いやすさとカスタマイズ性の高さから、世界中のトレーダーから支持を得ているプラットフォームです。
もちろんMetaTraderはスキャルピングも十分に行う事が出来ます。
そして、2011年に発表されたcTraderと呼ばれるプラットフォームを提供している業者も近年増えてきています。
cTraderは、スキャルピングに特化したプラットフォームになっており、一括決済などの多彩な発注方法や操作性がスキャルパーのトレードを有利にしてくれます。
現在「XM」ではMetaTraderがメインプラットフォームとなっており、cTraderの提供はありません。
どうしてもcTraderでスキャルピングをしたい場合は、対応している業者を選びましょう。
XMがスキャルパーにもおすすめできる理由
では、これだけ「XM」がスキャルピングには向いていないと言われているのに、「XM」がスキャルピング向きとはどういう事でしょうか?
ここまでの解説で、スキャルピングに重要視されるポイントを整理すると、「XM」はスプレッドがやや広めである点がスキャルピングに向いてないと判断される大きな要素と言えます。
但し、スプレッド以外の点においては、むしろスキャルピングには適した環境とも見る事が出来ます。
そして、「XM」がスキャルピングにも向いている理由は、トレーダーのトレードスタイルが関係しているのです。
実は、トレーダーの多くはスキャルピングも行えば、スイングトレードも行い、時には長期トレードも行うと言った方が殆どです。
つまり、スキャルピングだけを行うトレーダーは非常に限られていると言えるのです。
スキャルピングだけを行うならば、コストパフォーマンスの高い業者を選べば済む話ですが、様々なトレードスタイルで取引をする場合は、スプレッドを重視すべき場面やボーナス獲得を重視した方が効率が良い場面があります。
特に「XM」はボーナスが充実している業者ですので、ボーナスを最大限活用する事で効率よく『スキャルピングのリスクを減らしたトレード』も可能なのです。
XMPを使ってスキャルピングを行う
『スキャルピングのリスクを軽減したトレード』とはどういったものかと言うと、「XM」のロイヤリティボーナスを使用したトレードです。
「XM」ではトレードを行うごとにXMPと呼ばれるボーナスが貯まります。
ボーナスは証拠金として利用する事が出来ますので、貯まったボーナスでスキャルピングを行えば、実質リスクゼロでトレードが可能になるのです。
全額ボーナスでなくても、一部ボーナスを証拠金に充てるだけでも手持ちの資金を減らすリスクを抑えられますので、有効です。
そうして増えた証拠金に500倍~1,000倍のレバレッジをかけてトレードを行えば、手堅く利益を増やせます。
極力リスクを減らしながらスキャルピングを行うならば、XMPの利用が一番おすすめです。
手数料やスプレッドを中心に業者を選定する場合、スプレッドや売買手数料は安くても、ボーナス等は一切付与されない事が多いです。
ボーナスの付与されない業者で複合的なトレードを行っている場合は、常に自己資金ですので、リスクを大きく取るのは難しいでしょう。
その点「XM」のボーナスならば、心理的負担がなくスキャルピング可能なので、複合的なトレードも行うスキャルパーに向いていると言えます。
XMのボーナスについて詳しくはこちら
スキャルピングだけならXMは不向き
しかし、スキャルピングしかトレードしない場合、「XM」ではほとんどボーナスが貯まる事はありません。
何故ならば、「XM」のロイヤリティボーナスの付与基準は、ポジションの保有が10分以上と決められているからです。
大抵余程の事がない限り、スキャルピングで10分以上のポジションを保有する事はありません。
その為、生粋のスキャルパーにとっては、「XM」は魅力的とは言えません。
ボーナスが付与されずに、スプレッドと手数料がやや高い点が、「XM」はスキャルピングに向かないと多くのサイトが説明している根拠なのです。
純粋にスキャルピングだけを行うならば、スプレッドが狭く、約定力の高い業者を選びましょう。
今のところ、『Tradeview』や『AXIORY』辺りが生粋のスキャルパー向きと言えます。
この2業者は、どちらもスキャルピング専用のプラットフォーム『cTrader』に対応しています。
但し、スキャルピングやスウィングトレード等の複合的なトレードで、ボーナスが付与されるチャンスのあるトレーダーは、「XM」の利用を検討する価値は十分にあります。
XMのスキャルピング口座活用術
FXではリスクを減らすために、資金管理を徹底しましょうとは良く言われている事です。
至極当たり前の事なのですが、これが実際にはなかなか実践できないものです。
そこで、「XM」でスキャルピングを行う際にリスクを低減する資金管理術をご紹介します。
まず「XM」で口座を2つ作成します。
「XM」では最大で8つまで口座作成が可能ですので、追加口座作成から簡単に作成できます。
次に、片方の口座に失っても良い金額を残しておき、もう一方の口座に残りの資金を全て振り替えます。
こうする事でスキャルピングで万が一リスクを大きくとってロスカットされても、資金を全て失う事はありません。
スキャルピングでは損切りの指値を入れている時間もないので、あらかじめ強制ロスカットを損切りラインにしてしまうというわけです。
「XM」の2つの口座を利用すれば、万が一ロスカットに合い資金を追加するにしても、公式サイトから資金振替を行えば、即時反映されますので、タイムラグがありません。
1つしか口座が持てない業者だと、口座外で資金を残しておくことになりますが、振込や入金手続きまでに時間がかかってしまい、チャンスを逃す事になりかねません。
「XM」ではそうした心配もなく、リスクを抑えた資金管理が可能になります。
結果:XMはスキャルピング以外のトレードもする場合に適している
まとめると、「XM」はデイトレやスイングトレードも行うスキャルパーに最も適していると言えます。
高い約定力と最大1,000倍のレバレッジはスキャルピングを有利に進める事が出来る上に、ボーナス利用でリスクを大きく軽減できます。
また、スキャルピングのみと考えていても、相場状況に応じてトレードスタイルは変わる事もありますので、様々なトレードスタイルに対応している方が応用も効きます。
そう考えると、リスクを限りなく減らしてスキャルピングを行いたいのであれば、「XM」は一番良いとなるのです。
自分のトレードスタイルと合致しているならば、「XM」で口座開設してスキャルピングを始めましょう。
コメント