ダウ理論とRSIを組み合わせた逆張りトレード手法をチャートで解説

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『逆張りでエントリーしたら、反転しないで損失がふくらんだ・・・』

『何となく高値だから売りでエントリーしよう・・・』

『ここまで下がったらそろそろ反転しそうだから買ってみよう・・・』

あなたはそんな感覚でトレードしていませんか?

こうしたトレードを中心に行っていると、収支も安定していないことでしょう。

もし、思い当たる節があるならば、『ダウ理論』と『RSI』を組み合わせた逆張り手法を取り入れることをおすすめします。

なぜならば、ダウ理論とRSIの逆張り手法を使うと、エントリーポイントが明確になりトレードが容易になるからです。

そこで本記事では、ダウ理論とRSIの逆張り手法を実際のチャートを使って詳細に解説していきます。

順張りに比べて難易度の高いとされる逆張り手法を習得して、利益確定チャンスを増やしましょう。

ダウ理論とRSIとは何か?

ダウ理論とはアメリカの投資家であるチャールズ・ダウが提唱した相場理論です。

6つの理論で構成されるダウ理論は、トレンドの発生やトレンドの転換を知ることができます。

対してRSIはオシレーター系のインディケーターで、グラフの動きから相場の買われすぎや売られすぎといった過熱感を知ることができます。

ダウ理論・・・高値と安値に注目してトレンドの方向や転換を読み取れる

RSI・・・変動幅の割合に注目して相場の過熱感を読み取れる

ダウ理論もRSIもチャート分析をする上では必ず頭に入れておいたほうが良いでしょう。

詳しく知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。

なぜダウ理論とRSIを組み合わせるのか?

では、なぜ逆張りの手法において『ダウ理論』と『RSI』の組み合わせが有効なのかというと、トレンド転換の確認と相場の過熱感が簡単にわかるからです。

トレンド転換を狙って逆張りする場合は、トレンドの転換を確認することと相場が行き過ぎていることがエントリーの大事な条件になります。

ダウ理論とRSIならトレンドの方向と相場の過熱感を視覚で判断することが可能になるのでおすすめというわけです。

  • トレンド転換と相場の過熱感を見抜くことが大事
  • ダウ理論とRSIの組み合わせが見抜くのに便利

トレンドが終わる時のトレーダーの心理は様々で、利益確定を狙う人もいれば新たに順張りで参戦する人もいます。

そうしたトレーダーの心理がチャートパターンとして現れるわけですが、ダウ理論を用いるとトレンドの転換をより明確に認識できるようにしてくれるのです。

もちろんダウ理論だけでもトレンドの転換を捉えることもできますが、そこにRSIを組み合わせるとトレンド転換の判断根拠がより明確になります。

トレンドの終わりのサインが出たときに相場が過熱している場合、かなりの確率でトレンド転換が起きます。

トレンドの転換:高値・安値の切り下げ(切り上げ)

⇒三尊(逆三尊)・ダブルトップ(ダブルボトム)などが確認できればなお良し

相場の過熱感:RSI80%以上(20%以下)

⇒ダイバージェンシーなどが確認できればなお良し

RSIで相場が買われすぎている状態で、ダウ理論から上昇トレンドの転換が確認できれば非常にエントリーしやすいですよね。

そうしたことから逆張りのエントリーを狙うには、ダウ理論とRSIの組み合わせは非常に相性が良いといえるのです。

ダウ理論とRSIを組み合わせたチャート分析方法

ダウ理論とRSIを組み合わせた手法は次の手順で行うとスムーズです。

手順
  1. RSIの設定
  2. ダウ理論によるトレンドの把握
  3. RSIによる過熱感の確認
  4. ダウ理論によるトレンド転換の確認
  5. エントリー
  6. イグジット

RSIをチャート上に表示する

最初にトレードする時はRSIをチャートに表示するように設定しましょう。

RSIの設定は最初にMetaTraderで行えば、次からはMetaTraderを起動するだけで表示されます。

チャートにRSIを表示するには主に2つの設定方法があります。

  1. ツールバーから設定
  2. インディケーターリストから設定
ツールバーから設定
インディケーターリストから設定

RSIの設定は、MT4とMT5どちらでも基本の設定方法は一緒です。

本記事ではMT5のチャートにRSIを表示する手順を図に表示しています。

ツールバーからの設定方法
  1. 上部の『挿入』をクリック
  2. 『インディケータ』『オシレーター』『Relative Strength Index』をWクリック
  3. ポップアップ画面の下『OK』をクリックで設定完了
インディケーターリストからの設定方法
  1. インディケーターリストから『Relative Strength Indicator』を選択
  2. 右クリックで『チャートに追加』をクリック
  3. ポップアップ画面の下『OK』をクリックで設定完了

設定期間については明確な決まりはありませんが、特にこだわりがなければ初期設定の『14』でOKです。

RSIの設定が完了すると図のようにチャートの下部分に表示されます。

トレンドを把握する

RSIの設定が完了したら、ダウ理論を用いて上昇トレンドもしくは下落トレンドが形成されているポイントを見つけます。

図のチャートでは、それまでの持ち合いを上に抜けて上昇トレンドがスタートしているのがわかります。

ちょうど黄色のラインが始まった地点から上昇トレンドがスタートしています。

相場の過熱感を確認する

ダウ理論でトレンドを把握出来たら、次にRSIで相場の過熱感を確認します。

RSIが80%以上なら買われすぎ、RSIが20%以下なら売られすぎと判断します。

上昇トレンドでRSIが80%を超えていた場合、そろそろトレンドの転換が来るかもしれないと見ることができます。

図のチャートではRSIは赤丸で2回80%を超えた後にダイバージェンシー(水色線)が発生しています。

この時点で『そろそろトレンドが終わるかもしれない』と判断できます。

≪ダイバージェンシー≫

価格が高値を切り上げているにも関わらず、RSIは高値を切り下げている現象

ダイバージェンシーが発生するとトレンドの終わりが近いと判断できる

下降トレンドの場合は反対にRSIが20%以下を基準に下落トレンドの終わりを見つけてください。

トレンド転換を確認する

高値を切り上げてきたチャートは、水色丸で前回高値を切り下げています。

ただし、この段階では安値は切り下げていないので、まだトレンド転換とは言えません。

慌てて売りでエントリーすると、再度上昇トレンドに戻っていくこともよくありますので気を付けましょう。

チャートは次の赤丸で明確に高値・安値ともに切り下げているので、ダウ理論でいうトレンド転換と判断できます。

目安としてダブルトップ(ダブルボトム)や三尊(逆三尊)などの形がチャートに現れたら、トレンド転換のより強い根拠となります。

エントリーする

トレンド転換を確認したらエントリーポイントを判断します。

エントリーポイントは大きく2つあります。

  1. 節目のラインを割り込んだ(超えた)ポイントですぐにエントリー
  2. 節目のラインを割り込んだ(超えた)後のリムーブを待ってからエントリー

トレンドが転換する際に押し安値(戻り高値)を下回った時点ですぐにエントリーするのが①のエントリータイミングです。

さらに、下値更新後の戻りをみてから入るのが②のエントリーになります。

②のエントリーは確実ですが、下値更新後必ずリターンムーブの動きをするわけではないので、収益チャンスは減少することになります。

リスクをとって利益を追いかけるならば①、リスクを減らして確実な利益を追う場合は②でエントリーすのが良いでしょう。

また、トレンド転換がほぼ確実な場合は①、転換の根拠が少し弱いので様子を見たい場合は②からエントリーといった使い分けも可能です。

では、先ほどまでのチャートだとエントリーポイントはどこになるかを見てみましょう。

トレンド転換確認後、下値更新後の戻りでのエントリーが有効です。(緑丸のポイント)

イグジットする

利益確定はいくつか想定できますが、最もポピュラーなのは『節目となるポイント』で利益確定する手法です。

節目には100.00円や105.40円といったきりの良いポイントと前回価格が跳ね返されたレジスタンスや支持されたサポートの2つがあります。

チャート分析時にきりの良いポイントがあれば、マークしておけば利益確定がスムーズです。

利益確定のポイントは2つ

  1. 節目の価格
  2. 水平線やトレンドライン

逆に損切りの場合は、逆張り手法の場合非常に明確です。

直近の高値を超えたら損切りするのが最もオーソドックスで簡単です。

値幅がギリギリの場合は、トレンド転換時の最高値を超えたポイントを損切りとすると余裕をもってポジションを保有できるでしょう。

損切りポイントもボラティリティや状況に応じて使い分けるのがベストです。

ただし、損切りだけは事前に決めた損切りラインは変更せずに指値を入れておくことをおすすめします。

損切りラインを簡単にずらしてしまうと癖になって、損失を膨らませてしまうことになりかねませんので注意しましょう。

また、利益確定や損切りはマイルールがあれば、自分の決めたルールを守って実行するのが一番です。

損切りについて詳しくは次の記事を参考にしてください。

ダウ理論とRSIを組み合わせた手法の注意点

ダウ理論とRSIを組み合わせた手法にはいくつか注意点があります。

注意点
  • トレンド転換と見せかけただましになることがある
  • 上位足のトレンドが逆の場合もある
  • RSIは強いトレンドが継続すると機能しないことがある

だましに注意しよう

ダウ理論とRSIでトレンドの転換を予測したとしても、再び元のトレンドに戻っていくこともしばしばあります。

いわゆる『だまし』と呼ばれる状態です。

特にトレンドが強い場合ほどだましになりやすので注意が必要です。

もしだましになった場合は、エントリー時に決めていたロスカットポイントでしっかり損切りすることが重要です。

だましでトレンドに復帰していく場合、予想以上にトレンド方向に大きく動くことがあるので、損切りをためらうと大損失につながることがあるからです。

『だまし』になった場合は、ためらわずに損切りしよう!!

上位足のトレンドに注意しよう

チャート分析は複数の時間足を使ってトレンドを把握するようにしましょう。

なぜならば、チャート分析を単一の時間足のみで判断していると、下位足と上位足でトレンドが違うことがよくあるからです。

下位足で上昇トレンドでも上位足で下落トレンドだと、価格は下方向に向いていると考えられます。

大抵の場合、上位足のトレンドの方が下位足より優先されるので必ずチャート分析では上位足の確認が必要なわけです。

詳しくは次の記事をご覧ください。

RSIのデメリットに注意しよう

RSIはオシレーター系のインディケーターなので、特性上【継続したトレンドを形成している場合】はうまく機能しないことがあります。

RSIが80%を超えているので「買われすぎだ!!」と単純に売りでエントリーしてしまうと思わぬ損失をかぶることになりかねません。

ダウ理論とRSIを組み合わせても完全には反転を捉えられませんが、RSIだけで判断するよりははるかに分析の精度を上げることが可能です。

また、トレンドの反転時にはダイバージェンシーも発生しやすいので、併せて活用するとトレードに応用できます。

まとめ

ダウ理論とRSIは非常に相性がよく、逆張り手法に適していることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

そして、ダウ理論とRSIの逆張り手法は特定の通貨ペアだけでなく、どの通貨ペアでも有効ですので複数の通貨ペアのチャートを分析してトレンドを見つけるとよいでしょう。

分析からエントリーのパターンが身につけば幅広く応用もできるようになるので、繰り返しトレードしてスキルアップを目指しましょう。

また、ダウ理論はチャート分析の基本でもあるので、今回ご紹介した以外にも様々な手法で活用できるため必ず身につけておきたい理論といえます。

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