日本人トレーダーに絶大な人気を誇る海外FXの「XM」では、禁止されているトレードがあります。
知らずにトレードをしていると、意図せずルール違反となってしまいかねません。
ここでは「XM」のトレードルールを詳細に解説していきます。
「XM」のトレードルールについて詳しく知りたいトレーダーは参考にしてください。
トレードルールを逸脱して売買を繰り返すと、最悪の場合、口座を凍結されてしまう事もありますので、ルールを理解してトレードしましょう。
XMで禁止されているトレード
「XM」で禁止されているトレードは、次のようなトレードです。
- 複数口座間での両建て
- 他業者との口座間での両建て
- アービトラージ
- 接続遅延を利用した取引
- AIを利用したトレード
- 窓埋めトレード
複数口座間での両建て
「XM」では、複数口座間での両建ては禁止されています。
複数口座間とは、「XM」で開設した口座同士で両建てを行う事です。
何故複数口座間で両建てが禁止されているのかと言うと、ゼロカットシステムを悪用したトレードが出来てしまうからです。
例えば、2つの口座で1,000倍のフルレバレッジをかけて、一方で買い、もう一方で売りのポジションを両建てしたとします。
複数口座間の両建て状態で保持している通貨ペアの価格が大きく上昇すると、買いの口座は大きくプラスになり、売りの口座は大きくマイナスになります。
通常ならば±ゼロなので問題ないように感じますが、ゼロカットシステムを採用している「XM」では、売りの口座はロスカットされてしまいます。
ロスカットされても良い金額を口座に入れていれば、結果的に売りの口座はリセットされて、買いの口座の利益からマイナスを指し引いた分が手元に残ります。
価格が大きく動く指標発表等のタイミングを狙えば、プラスになる可能性がかなり高いです。
しかし、この場合ゼロカットになる可能性も高く、マイナス残高は「XM」が補填する事になるので、「XM」にとってはリスクが大きいと言えます。
その為「XM」では複数口座間での両建てが禁止されているのです。
但し、同一口座内での両建ては禁止されていません。
長期トレードでポジションを保有している時に一時的に価格が逆行しても、『つなぎ売り』や『つなぎ買い』で両建てをする事は可能です。
「XM」では両建てという行為を禁止しているのでなく、あくまでも「XM」側が一方的に不利になる取引を禁止していると考えると、分かりやすいです。
他業者との口座間での両建て
「XM」では、他業者との口座間での両建ても禁止されています。
他業者との口座間とは、例えば「XM」の口座で買いを持ち、「Tradeview」の口座で売りを持つと言った両建ての事です。
これも複数口座間での両建てと同様に「XM」が不利になるトレードが出来てしまうので禁止されています。
どのようにして調べるのかは分かりませんが、万が一判明した場合は、口座凍結や利益没収と言った不利益を受ける事になりますので、やめておいた方が良いでしょう。
また、同じような取引で、家族や仲間内での両建ても禁止されています。
アービトラージ
アービトラージとは、裁定取引の事を指し、「XM」ではアービトラージは全面的に禁止されています。
アービトラージはさや取りとも言われますが、具体的には、2つの業者間でのレートの歪みを利用します。
同じ通貨ペアでも業者によって提示されるレートは、全く一緒ではありませんが、特殊な要因で大きく乖離が出る事があります。
2業者間で価格の乖離が出ている時に売りと買いのポジションを持ち、価格が収束した地点で決済をすると、乖離分の利益を得る事が出来ます。
売りと買いでヘッジをかけつつ、さや取りが出来るというわけです。
勝率も高く、トレーダーには有利な手法と言えますが、市場からは歪みを利用したアンフェアの取引と認識されてしまいます。
そうした事からアービトラージを禁止している業者は多くあり、「XM」もアービトラージを禁止している業者の1つです。
接続遅延を利用した取引
接続遅延とは、発注や決済をする際のタイムラグを利用した取引等を指します。
接続が遅れると、実際の価格とずれが生じる事になりますが、そのずれを利用して取引をする事を接続遅延を利用した取引になります。
さや取りに似たトレードですが、やはりこれもシステムの隙をついたアンフェアな取引の為、禁止されているという事になります。
AIを利用したトレード
AIを利用したトレードも「XM」では禁止されています。
また、高速自動売買も禁止となっています。
しかし、AI利用や高速自動売買は、通常個人トレーダーでは利用する事はほとんどありませんので、気にしなくても良いと思います。
窓埋めトレード
FXの手法には窓埋めトレードというものがあります。
これは、例えば週明け月曜日の市場オープン時に、前の週の終値と大きくかけ離れて取引が始まる事です。
ローソク足に大きな空白が開く事を窓開けと呼びます。
値動きの特徴で、窓が開くと埋めに行く習性があります。
窓埋めトレードとは、この空いた窓を埋めに行く習性を利用したトレードの事を指します。
この窓が開いたタイミングで、ハイレバレッジでエントリーすれば、窓が埋まれば大きな利益を得る事が出来ますし、反対に窓が埋まらずロスカットされてもゼロカットで損失を限定する事が出来ます。
窓埋めトレードも「XM」側にとっては一方的に不利となってしまうので、禁止されているのです。
XMで禁止されているトレードを行うとどうなるか
「XM」ではいくつかの禁止トレードが存在していますが、ルールを無視してトレードを行うとどうなるのでしょうか。
「XM」側からルール違反と判断されると、そのトレードで得た利益を出金出来なかったり、没収されたり、最悪の場合口座が凍結されてしまいます。
口座が凍結されてしまうと、その口座ではトレードが出来なくなってしまいます。
「XM」のルール違反で口座が凍結されてしまった場合は、凍結を解く術はありません。
充分に注意をして、不用意に口座を凍結されないようにトレードを行う事が肝心です。
ルールはしっかり理解してトレードしよう
「XM」で禁止されているルールを知らずに行っていたとしても、禁止されている以上、違反すると口座凍結の可能性があります。
折角利益を上げても手元に出金出来なければ何の意味もありません。
事前にルールには目を通し、フェアなトレードを心がけましょう。
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