『XM』のハイレバレッジトレードでなかなか勝てない方は、レンジブレイクを捉えられるようになると勝率をアップできます。
しかし残念ながら、レンジを上手く見抜けていないために損失を膨らませてしまっているトレーダーが多くいるのも現実です。
上下の抵抗線に挟まれたレンジを意識する事で、価格がどちらに動き始めたのかを知る事が可能になるレンジブレイクはFXでもメジャーな手法です。
FXでは価格が動く前にはほとんどの場合もみ合い相場と呼ばれるレンジが形成されますので、しっかりレンジを見極めればエントリーも容易になるのです。
通常レンジブレイクは大きく動く前触れなので、ハイレバレッジの『XM』とも相性の良いトレード手法なのです。
本記事ではもみ合い相場のレンジブレイクからのエントリー手法を実際のチャートを使いながら詳細に解説していきます。
『XM』と相性の良いレンジブレイクのエントリー方法を理解して、『XM』での勝率を上げたいトレーダーは是非ご覧ください。
レンジ相場はなぜ形成されるのか?
レンジ相場とは、価格が上下一定の範囲内で行き来している状態の相場を指します。
【レンジ相場】
- 売りと買いが拮抗している状態
- トレンド発生前の準備期間(ビルドアップ期間)
チャートに水平線を引き、複数回跳ね返されているとレンジ相場と判断できます。
次の実際のドル円1時間足のチャートをご覧ください。
レンジ相場・・・上下の水平線の範囲内収まっている
図では、上は109.025円あたりが抵抗となっており、下は108.622円あたりが抵抗となり価格はその中に収まっています。
図のレンジ相場では、下限の108.622円あたりでは買いと判断してエントリーしてくるトレーダーが多く、上限の109.025円では売りと判断してエントリーしてくるトレーダーが多いとも言えます。
つまり、レンジ相場は買いと判断しているトレーダーと売りと判断しているトレーダーの意図が反映されて、売り買いが拮抗している状態とも言えるのです。
売りと買いが拮抗しているレンジ相場では、次の動きが出るまでの準備期間(ビルドアップ期間)とも言えます。
図ではレンジ相場から上方にブレイクしています。
レンジ相場は売り買いが拮抗していて次の動きを待っている
レンジ相場は売りと買いが拮抗している事で、上下のラインが抵抗となり均衡を保っている状態である事は先に説明した通りです。
レンジ相場の均衡が崩れ、上下どちらかに動き始めるとトレンド形成となるので、売り買いが拮抗しているレンジ相場はトレンド形成の前段階といえます。
そして、レンジ相場の期間が長ければ長い程多くのエネルギーが溜まっている証拠なので、その後大きな動きとなりやすいです。
レンジ相場は売り目線と買い目線のトレーダーが半々の状態
売り買いが拮抗しているという事は、売り目線のトレーダーと買い目線のトレーダーが上下の抵抗線の所で半々にいるという事です。
言い換えれば、上の抵抗線のもう少し上には売り目線のトレーダーの損切りが設定されており、下の抵抗線のもう少し下には買い目線のトレーダーの損切りが設定されているとも言えます。
もし、レンジをブレイクすると、新たに順張りでエントリーするトレーダーと損切りをするトレーダーの2重の注文が入るので、価格が一気に動くのです。
レンジブレイク手法は、こうした特徴をトレードに反映させた手法と言えます。
XMとレンジブレイク手法の相性が良い理由
『XM』がレンジブレイク手法と相性が良いのは次の3つの理由からです。
レンジブレイクはFXの基本的な手法のひとつなので必ず理解しおきたい手法ですが、『XM』の約定力とゼロカットを組み合わせることでより効率よくトレードが可能になるのです。
値幅を狙うのにXMの約定力が役に立つ
なぜ『XM』の約定力が役に立つのかというと、レンジブレイクをしたポイントでは新規のエントリーと損切りが入り混じって出来高が膨らみます。
出来高が膨らむという事はそれだけ多くのトレーダーが注文を出しているので、いつもより約定が遅れたり、約定が拒否される可能性も高くなってしまいます。
特にレンジブレイクをして大きく価格が走ったポイントでは少しでも素早く約定しないと価格が大きくずれてしまうので、約定力の高さが重要というわけです。
チャートでは同じ地点でエントリーできたとしても、大きくブレイクしたローソク足の先のポイントは上下に激しく動いています。
そのため、赤丸で利確の注文を出しても、約定力が弱いと黄色丸まで滑って約定してしまう事があるのです。
こうした利益の消失を防ぐために約定力が高い業者が重要と言えるのです。
その点『XM』は約定力が高い業者ですので、レンジブレイクには向いているといえるわけです。
約定力が高いとスリッページが発生しにくいので、思った通りの利確ができる
レンジブレイク手法とは
レンジブレイク後の価格の動きや特徴を利用したトレード手法が『レンジブレイク手法』です。
レンジブレイクの特性を理解出来ていると簡単に取り入れる事が可能なので、覚えておいて損はありません。
ここでは実際のチャートを見ながら、レンジブレイクの判断とエントリーまでを解説していきます。
レンジブレイク手法は大きく次の3ステップでエントリーします。
ステップ①水平線を利用してレンジ相場を見つけよう
まず、チャートに水平線を引き、価格が何度も跳ね返されているポイントを見つけます。
上下で支持されているラインを引く事ができたらレンジ相場を形成していると判断できます。
ステップ②水平線をブレイクするレンジブレイクを判断しよう
次に上下の水平線を大きくブレイクするポイントを見極めます。
上下どちらかの水平線を大きく抜けたら、レンジブレイクと判断します。
図では赤丸のポイントで上方に上抜けたので、上方へのレンジブレイクと判断してエントリーポイントを待つ場面です。
ステップ③ブレイク後の動きを見てエントリーしよう
レンジブレイクを判断したら、エントリーポイントを見極めます。
エントリーポイントは2つです。
- レンジブレイク後のローソク足が陽線確定した次でエントリー
- レンジブレイク後に再度水平線まで価格が戻ってきたポイントでエントリー
まず一つはレンジブレイクが陽線で確定したポイントでのエントリーです。
ローソク足で陽線が確定しない内にエントリーするとダマシとなる事もあるので、陽線確定を待った方がより確実です。
次のエントリーポイントはレジサポ転換が発生した所でエントリーする方法です。
ブレイク後のリターンムーブでのエントリーはより確実にダマシを回避してエントリーが可能となります。
レンジをブレイクした後の動き
レンジブレイクをした後は、3パターンを想定するとトレード戦略が立てやすくなります。
必ずしもパターン通りに動くわけではありませんが、3つのパターンを想定しながら次の動きを予測するとかなり戦略が立てやすくなります。
ブレイク方向にトレンドを形成するのが王道パターン
ブレイク方向のトレンドを形成する動きは最も定番で理想的な動きと言えます。
一度大きくブレイクし、戻しをつけてから再度高値を超えていく動きです。
ブレイクした所で利確をして、リムーブで再度エントリーし直す事も出来ますし、さらに値幅を狙ってホールドも可能です。
ブレイクの勢いが弱いと再度レンジに戻る事もある
再度レンジに戻ってくるパターンは一度はブレイクしたものの、トレンドを形成するには至らなかった場合です。
上位足で下降トレンドを形成している時に、下位足で上方にブレイクした場合などに起こりやすいパターンです。
レンジ相場に収まっている間は、再度ブレイクするポイントを待ってからエントリーしましょう。
ブレイクとは逆に動く『だまし』には注意しよう
一度ブレイクしたものの、全く逆方向に大きく動いていくパターンもあります。
『だまし』などと呼ばれる事もありますが、トレンド末期や上位足とは逆のブレイク時に現れる事が多いです。
『だまし』の場合は、一度損切りしてから再度エントリーチャンスを待つのが良いでしょう。
上位足のトレンド方向とブレイク方向が同じならチャンス
レンジブレイクでエントリーする際には必ず上位足のトレンドも把握しておきましょう。
なぜなら、ブレイクした方向が上位足のトレンド方向と一致していれば、より強くトレンド方向に動きやすいからです。
上位足のトレンドとブレイク方向が同じ⇒強いトレンドになりやすい
上位足のトレンドとブレイク方向が逆⇒ダマシになる可能性も高まる
もし、上位足のトレンドとは逆にレンジブレイクした場合は、ダマシや再びレンジに戻る可能性が高くなりますので注意が必要です。
チャート分析には『マルチタイムフレーム分析』を取り入れると便利です。
マルチタイムフレーム分析を詳細に解説していますので、次の記事を参考にしてください。
XMで勝ちたいならレンジブレイクは意識しよう
『XM』で勝つにはレンジブレイクの見極めは必須と言えます。
なぜならば、レンジブレイクがわかればトレンド形成の初動を捉える事ができるからです。
相場はいつもトレンドが発生しているわけではないので、トレンドが出た時にいち早く気づく事は勝利への近道なのです。
しかし、相場のパターンを理解していなければ、大事なエントリーチャンスを逃がしてしまいます。
レンジブレイクはそんなチャンスを的確に捉えるサインとなってくれるので、覚えておくと非常に役立ちます。
『XM』で勝ちたいと思っているトレーダーは、是非レンジブレイクを見抜けるように何度もチャート分析を繰り返しましょう。
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